5.132016
『教育再生』94号 「端午の節供」
若葉の緑が目にまぶしい季節を迎え、街では半袖姿をみかける初夏の陽気となってまいりました。当協会の明石伸子理事長が理事を務める一般財団法人日本教育再生機構の広報誌『教育再生』5月号(第94号)が発行されました。
3月号でご紹介した「桃の節供」に続き、今月のめざせ”マナー美人”のテーマは「端午の節供」です。
「端午」とは月はじめの午(うま)の日という意味で、「午」が「五」に通じることから、陽の数の「五」が重なる5月5日が「端午の節供」になりました。
そうした名前の由来や、男の子の健やかな成長を祝う行事となった変遷について、また最近、「端午の節供」という名称を知る人が少なくなっている理由などについてもご紹介しています。
5月号に掲載された写真は、4月16日・17日に当協会で開催した「和の作法」講座の中で、小笠原流礼法総師範の鈴木万亀子先生が飾ってくださった端午の節供の設えです。
紅白の奉書紙に包まれた菖蒲の手前には、熨斗あわび、柏餅と”魔除け”と言われる五色の糸が掛けられた粽が供えられていて、季節感を大切にする日本人の豊かな感性が、美しく格調高い飾りになっているのが感じられます。