2022年6月22日、中野区立第二中学校で、2年生3クラス約120名の生徒を対象としたマナー講座が実施され、当協会認定講師の矢島友香里先生が指導をいたしました。

このマナー講座は、後日実施する「職場見学」の導入として、意識を高め、前向きに参加できるきっかけとするとともに、事業所を訪問するにあたっての必要なマナーやルールについて学ぶことを目的に行われています。
講座は体育館で行われ、矢島講師の自己紹介の中で、中学時代は剣道に明け暮れていたという話に「へぇ～」という空気が流れました。

講座がスタートし、まずは「マナー」と「ルール」の違いについて考えてもらいました。矢島講師の「マナーはルールとは違って、お互いが気持ちよく過ごすための心遣い。相手の身になって考える優しさと思いやりを持ちましょう」という説明に、生徒の皆さんも納得の様子でした。

そして、本日の目標として「印象の良い自己紹介が実践できるようになる」ことを挙げました。職場見学先でも、印象がよい子には、担当くださった方も色々教えてあげようという気になるので、得られるものが多いでしょう。その時に大事なのが「笑顔」です！

笑顔のポイントは1. 目元、2. 口元、3．あごの位置です。あごの位置で偉そうに見えたり、元気がなさそうに見えたりすることをペアで演習し、確認しました。

続いては「挨拶」です。挨拶で大事なことは明るく、元気に、そして誰にでもすることです。2年生の皆さんは、職場見学先では「案内してくれる人だけでなく、会う人全員に挨拶をしましょう」という講師の言葉を実行してくれることでしょう。

次は「姿勢」と「お辞儀」の演習です。きれいなお辞儀ができているかペアでチェックします。

演習の後は、ビジネスマナーの基本として、「身だしなみ」「時間を守る」「大きな声で返事をする」「相手の目を見る」といった項目を確認し、最後に全員がそれぞれの名前で一斉に自己紹介をしてマナー講座を終えました。

最後のまとめでは、講師から、仕事をしていると楽しいことばかりではないけど「ありがとう」と言われることで辛かったことを忘れてしまう、ワクワクすることにアンテナを張ってみよう、と社会人として、人生の先輩としての話がありました。最後に、生徒代表から御礼のメッセージが贈られ、講座が終了しました。

中野区立第二中学校2年生の皆さん、職場見学では今日の目標に挙げられた「印象のよい自己紹介」ができたでしょうか？実りの多い職場見学になることを願っています。