5.162017
実践ブラッシュアップ講座「話し方基礎」を実施しました
実践ブラッシュアップ講座「話し方基礎」を5月13日に開講いたしました。講師は、当協会理事で、日本テレビアナウンス部長、日テレ学院学院長を務められた石川牧子先生です。
講座の開始早々、講師から「きちんと話をするためには、声を”前に出す”ことです」という一言があり、続いて「”マイクが無くても何十人もの人をを前にして話せるようにする”、”腹式呼吸をしていない人は、高音のみとか低音のみしか声にしておらず、息を無駄にしている”、”高・中・低音がうまくミックスされた『練れた声』を出すことにより、誰にも嫌われない声となる”」といったお話があり、受講された皆さまも一瞬驚かれたのではないでしょうか?
多くのアナウンサーを指導されてきた石川牧子先生ならではのノウハウが早速披露されて、その後の講義が大変楽しみになるスタートでした。
講義は「アナウンスメントの基本」として、腹式呼吸の練習、発声練習、発音練習としての母音、口の形、鼻濁音、母音の無声化についての説明と、それぞれについての細かい実践レクチャーがされました。
・日頃から出していないと声が出ないため、発声練習は毎日やることが大切
・声を出すことが説得力につながる
・「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」という母音をきちんと発声することによって滑舌が良くなる
・普段は意識していない鼻濁音:「ガァ」「ギィ」「グゥ」「ゲェ」「ゴォ」の正しい発音
など、石川先生の講義でしか聞けないような知識と発声の技術が、次々に披露されました。それらの講義内容を身につけることで一つひとつが自信につながるような内容でした。
発音基礎練習、母音の発音練習をそれぞれ実践し、最後の集大成として、受講者全員が発声・発音に気をつけながら90秒で自己紹介を行って講座が締めくくられました。
受講者全員が石川先生から講評やアドバイスをいただき、ご自分の話し方についての注意点を理解された受講生の方々は大変満足されていらっしゃいました。
講座終了後、早速5名の方から次回7月8日の「話し方上級講座」の受講お申込をいただいたのですが、残席が少なく全員にご案内することができませんでした。
9月以降にも、話し方基礎講座・上級講座ともに開講いたしますので、次の機会にお申込いただけましたら幸いです。特に上級講座はビデオ撮影を入れた少人数制としておりますので、両講座ともに申込される方も多くいらっしゃいます。ぜひご参加ください。