7.82016
『教育再生』95号 あなたは価値ある人間ですか?
梅雨明けの便りはまだ先のようですが、本格的な暑さとなってきました。
当協会の明石伸子理事長が理事を務める一般財団法人日本教育再生機構の広報誌『教育再生』6月号(第95号)が発行されました。
今月のめざせ”マナー美人”のテーマは「あなたは価値ある人間ですか?」です。
今回の問題提起は、先にPHP研究所より出版されました下村博文前文部科学大臣のご著書『教育投資が日本を変える』から日本・米国・中国・韓国の高校生の「自己価値評価」の比較調査結果を紹介するとともに、日本の若者の自己肯定感について考察しています。
4か国の比較の中で、日本の高校生の「自分は価値ある人間だ」という割合が一番低く、「自分はダメな人間だ」という割合が最も多くなっています。若者のこうした“マイナス思考”や“根拠のない劣等感”はどうして蔓延してしまったのでしょうか。
『教育によって多くの知識を修得することはもちろん大切です。しかしそれ以前に、自分自身が人や社会に貢献できる存在であると自覚させる“動機づけ”が大切ではないでしょうか。「自分を愛せない人は他人も愛せない」と言われますが、まさに自分自身が価値ある存在として、社会や他者から生かされているという思いを強く持てるようになれば、自己肯定感の醸成だけでなく、いじめ問題などの解決の糸口になるのではないでしょうか。』と提起し、「教育再生は、日本が活力を取り戻すためにも必須かつ急務の課題なのです。」と結んでおります。