3.42016
『教育再生』92号「 ひな祭り」
3月に入り日ごとに暖かくなってまいりました。
当協会の明石伸子理事長が理事を務める一般財団法人日本教育再生機構の広報誌『教育再生』3月号(第92号)が発行されました。
春の訪れが感じられるこの季節にふさわしく、今月のめざせ”マナー美人”のテーマは「ひな祭り」です。
女の子の健やかな成長を祈る三月三日の「桃の節供(上巳の節供)」の成り立ちと
変遷についてたどり、このような”しきたり”は、その時々の流行や文化に影響を受けながら時代の中で少しずつ変化し、今日に受け継がれていること。
「ひな祭り」も、脈々と続く日本の歳時記の一つとして、大切に後世に伝えていきたいものです、と締めくくっています。
ここで掲載の中から雛祭りの食べ物についてご紹介いたします。
●菱餅
宮中で正月に食べられた「菱花びら」が変化したもので、
上から、紅、白、緑の三色のひし型の餅は、「雪が解け、緑が芽を吹き、花が咲く」という季節の変化を表現しているようです。
●桃花酒・白酒
中国では「桃」には邪気を払う力があるとされ、お酒の中に桃の枝や花を入れた桃花酒を飲む風習があったようです。
それが変化し、日本では桃の花を飾り、白酒を飲む習慣になりました。
●ちらし寿司・はまぐりの吸い物
「ちらし寿司」は祝宴に彩を添え、また、はまぐりの殻は同じ貝しか合わないことから
女性の貞節を意味し、どちらも雛祭りの定番料理となりました。