12.262013
『教育再生』12月号より 「国旗、国歌の基礎知識 Part 2」
早いもので今年も残すところ、僅かになりました。
年末といえば、大掃除の季節。日本では家庭ばかりでなく、学校や職場でも終業式や仕事納めの日に、全員で大掃除をします。
特に、学校の生徒が教室やお手洗いなどを掃除するという習慣は、アジアの一部の地域でしかないそうで、外国人には驚ろかれると同時に、“素晴らしい習慣”だと賞賛されることもあるようです。
清潔を好む日本では、身の回りを清めて新年を迎えるという習慣が根付いているのでしょう。
大掃除に始まり、日本では年末から年始にかけて様々な風習があります。
大晦日の前日までに松飾りを飾り、大晦日には年越しそばを食べ、除夜の鐘を聞き、夜通し眠らず新年を迎える。おせち料理、鏡餅、屠蘇、雑煮、初詣、お年玉・・・・・等など。
正月は日本人にとって重要な儀式でしたので、伝統的なしきたりが数多くあります。そして、その一つ一つに、意味があるのです。核家族化の影響などでこのような伝統的なしきたりがすたれていくのは少し寂しいことです。
ところで、かつてはお正月になると、家々の軒先に国旗が掲げられている光景がよく見られたものですが、最近では、このように国民の祝日に国旗を掲揚しているお宅も都会ではあまり見かけなくなりました。
国旗は国や国民の象徴であり、祝日には喜びを表わすために掲揚されます。また国際的に定められているルールもあるので、真の国際人になるためには、自国の文化を知ると共に、このようなルールを知っておくことも大変重要です。
連載中の『教育再生』12月号では、国旗、国歌の基礎知識~Part 2~と題して、国旗掲揚時のマナーをご紹介しています。
・国旗を掲揚していい時間帯は?
・雨の日や雪の日は掲揚してもいいのでしょうか?
・外国の国賓をお迎えした時はどのように掲揚すればいいのでしょう?
・多くの国が集まった場合は?
等など、様々なルールについてお伝えしています。
マナー・プロトコール検定では『「祭」のしきたり』で、様々な行事の由来や意味などを学びます。
家族が集まるこの季節に、日本の伝統的なしきたりなどについて、考えてみるのも大切な事ではないでしょうか。