11.292013
『教育再生』11月号より 「国旗、国歌の基礎知識Part1」
ソチオリンピックも近づき、フィギュアースケートなどのウインタースポーツ競技も盛り上がりを見せていますが、スポーツの国際大会で日本の選手が優勝し、国歌が流れる中、「日の丸」が掲揚されるシーンを見ると、胸にジーンとくるという方も多いのではないでしょうか。
しかし、このような感動的な場面における、何気ない行為が物議を醸し出してしまったという例が過去にありました。国旗は国家を象徴するもの。それを侮辱するような態度をとれば、“顰蹙(ひんしゅく)をかう”程度では済まされず、国際問題に発展する可能性もあります。
そういえば、国旗の扱いや国旗掲揚時のマナーについて、私達日本人は学ぶ機会がほとんどありません。「君が代」の歌詞もあやふや、意味もわからないし、ましてやルーツなど知る由もないといった若者も増えています。
グローバル化の今、このような知識こそ国際人として不可欠なものといえるのではないでしょうか。
今回の連載では、「国旗、国歌の基礎知識」と題し、2回にわたって国名の正式な呼び方や、国歌のルーツ、国旗の扱い方などについて、お伝えしています。
なお、当協会の通信教育「2級完全合格講座」では第2章 国際人としてのプロトコールの中で「国旗の扱い」について、学ぶことができます。
また、マナー・プロトコール検定の標準テキスト『「さすが!」といわせる大人のマナー講座』でも、第2章に「国際人としてのプロトコール」を掲載しています。