5.182017
NPO法人 通訳技能向上センターでプロトコールセミナーを行いました
5月14日JICA地球ひろばにて、特定非営利活動法人 通訳技能向上センターの主催で50名を対象とした「通訳の現場で役立つプロトコールセミナー」を行いました。講師は、当協会理事で元外務省儀典企画官の寺西千代子先生です。
当日の開場後は、用意された席が前から順に埋まっていき、通訳者の皆さまのプロトコールに対する関心、受講意欲の高さが窺えました。
日本人はとかく細かいところに目が行き、物事の本質を見失いがちなので「ミニマム10」の思考法をするとよいという冒頭のお話に始まり、プロトコールの歴史と現在に至るまでの変容、席次、呼称、「右上位の原則」、ドレスコードなどについて解説をいたしました。
講座の途中では、プロトコールの現場を伝えるものとして、首脳会談、国際会議や晩餐会の映像などを多数ご紹介したので、受講者の皆さまの理解も進んだのではないかと思います。
最後に、通訳者は「黒子」であり、主役はクライアントとその相手であることを忘れると失敗する、と通訳者としての心構えを確認し、セミナーを終了いたしました。