4.152011
【書籍紹介】お母さんのための子どものしつけとマナー
当協会理事で、実践ブラッシュアップ講座「和の作法」の講師もお務めくださっている小笠原流礼法総師範の鈴木万亀子先生が「[マンガでわかる]お母さんのための子どものしつけとマナー
」を出版されました。
本書を読んで、改めて子は親の背を見て育つものだなと思いました。大事なのは子どもにマナーを「教える」以前に、親が一人の人間として正しい振る舞いができること。
本書では、お母さんが「女性語」を使わず「そうだよね」「ダメだよ」と言っていると娘もそっくりの言葉遣いになってしまう、何でもかんでも「かわいい」という表現で済ませてしまうことで繊細な表現のできない子どもになってしまう、などの例が挙げられていますが、そういった小さなことが多くの家庭で行われることによって、その子どもたちが成長した頃には「最近の若い人の言葉遣いは…」などと言われるようになってしまうのは気の毒です。
なるほどと思ったのが、「夫の話より子どもの話を優先して聞いていませんか」の項。いつも子どもを優先させていると誰が話していても「自分の話を聞いて」と割り込んでくる子どもになり、さらに大きくなると何でも自己中心的に物事を進めようとする正確に育ってしまうというお話でした。
「しつけ」に迷いを感じているお母さんにぜひお勧めしたい1冊です。
<目次>
●第1章 挨拶ができる子にするために
●第2章 子どもの叱り方・褒め方・接し方
●第3章 家族の一員として
●第4章 食事から学ばせること
●第5章 外出先でのマナー
出版社(C&R研究所)のウェブサイトで一部”立ち読み”できます。