マナー・プロトコール検定は、NPO法人日本マナー・プロトコール協会が実施する日本人として社会人として必須のマナーやプロトコール(国際儀礼)に関わる知識と技能を認定する資格です。国際ビジネス、サービス産業、教育業界をはじめ、就職、ビジネスの第一線で活かすことができます。検定は1級から3級までの4段階にわかれていて、マナーの基本知識を確認してみたい方から、上級資格は指導者やエアラインの客室乗務員、秘書、ホテル、ブライダルなどの接客業の方など、多くの方が取得されています。 日本航空では、客室乗務員から"マナプロ"の愛称で呼ばれるほど浸透しており、内定者には入社前教育として検定2級に準拠した通信教育の受講を推奨されています。
※2級と3級に関しては、日本マナー・プロトコール協会が指定する通信教育後の在宅検定試験でも取得できます。
“知らない”ということは、相手に失礼な態度をとっていることも自分が恥をかいていることもわかりません。マナーは人と人をつなぐ潤滑油。お付き合いに必須の冠婚葬祭のしきたりや食事の作法、通過儀礼などが確認できます。
社会人として必要なビジネスマナーや異文化交流の基本となるプロトコールは、業種や職種が変わっても必要なものです。また、そうした知識や、品格ある振る舞いは、年齢が高くなるほど求められ、生涯にわたって役立つものです。
マナーに関わる資格は女性を対象としたものが多いようですが、男性こそ、ビジネスにとどまらず海外赴任などでもマナーやプロトコールの知識が役立ちます。当検定は特定の業種に基づくものではないので、男女を問わず履歴書に記載でき、マナーに関心の高い人間性をアピールできます。合格者には認定証が授与されます。
各級に応じて、マナー&プロトコールに関する知識を確認する以下のような内容が出題されます。3級は基本を確認する問題、2級は社会人として必須の内容について、準1級は、マナーやプロトコールの本質についてより深く理解していることに加え、的確な判断や自分の意見を伝えられることが求められます。
- マナーの意味や解釈、歴史的な成り立ちや変遷などについて
- 冠婚葬祭のしきたり
(年中行事/結婚式・披露宴のマナー/葬儀・告別式のマナー/賀寿などの通過儀礼) - テーブルマナー
(テーブルマナーの歴史/和食・洋食・その他の料理のいただき方/お酒のたしなみ方、パーティのマナーなど) - ビジネスマナー
(社会人意識、顧客満足、訪問・来客・電話応対、ビジネス文書、コミュニケーションスキルなど) - 暮らしのマナー
(贈答のマナー、和室の作法、公共のマナー、近所付き合い、手紙のマナーなど) - 服装のマナー
(服装の変遷、ドレスコード、フォーマルウェアの基準、冠婚葬祭時の服装など) - 国際人として必要な主なプロトコール
(国旗の扱い、席次、握手、レディファースト、宗教上の配慮など) - その他マナー&プロトコールに関するもの
合格者には以下の認定証が授与されます。
1級 | 準1級 |
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2級 | 3級 |