12.262014
東京都教育庁主催の小学校向けボランティア活動に参画
今年7月当協会は、「東京都教育庁の地域教育推進ネットワーク東京都協議会」に登録いたしました。
この協議会は、子供たちの教育活動に企業、大学、NPO等の専門的な教育力を効果的に導入するためのネットワーク作りを目指すものです。
今、学校では子供たちの教育活動を豊かにする目的で、様々な教育支援プログラムが実施されています。
ところが、実際現場では、「授業に活用できるプログラム探しや、事前打ち合わせが難しい」という声が多く聞かれます。そこで、活躍するのが各地域の“コーディネーター”の皆さんです。多彩なプログラムを求めている学校と、企業、団体、NPOの橋渡しをするのが協議会と教育支援コーディネーターというわけです。
先日、コーディネーターと企業、団体、NPOの交流を目的としたフォーラムが、東京都庁で開催されました。8回目となる今回は、450人以上が参加。50あまりの企業、団体が出展し、それぞれのプログラムを各ブースで紹介し、多くのコーディネーターが訪れて、交流が生まれました。
当協会は、小学生を対象とした「みんなで挑戦!お箸オリンピック」を提案しました。このプログラムは東京都の登録に伴って今年8月港区立港南小学校からの依頼を受けて“夏休み港南クラブ”で実施したものを、より汎用性を持たせてブラッシュアップしたものです。
“和食”がユネスコの無形文化遺産に登録されて注目を浴びている一方、核家族化の影響もあって、正しく箸を持てない子供も多く、またひとりで食事をする“個食”が増加する中で、食卓での作法が伝承されているとはいい難い現状があるようです。そこで、楽しくゲームをしながら箸使いを覚え、同時に食卓でのマナーを身につけてもらおうというのがこのプログラムの目的です。
フォーラムの会場では、“実は私も正しくお箸が持てているか自信がなくて・・・・”と足を止めてくださるコーディネーターをはじめ、文部科学省の放課後子供プラン連携推進室の方など多くの方々がこのプログラムに関心を寄せてくださり、さっそく実施したいという学校もありました。
今後、学校のリクエストに応じてボランティア講師を募り、食事の作法の啓発・普及に努めてまいります。
※夏休み港南クラブの模様は地域教育推進ネットワーク東京都協議会のHPで紹介されています→こちら